学校法人後藤学園と高齢者入居施設との医療連携、施設連携を目的に、5月20日に 「全職員のための東洋医学特別セミナー」が千葉県浦安市にある舞浜倶楽部富士見サンヴァーロで開催され、また5月27日には舞浜倶楽部新浦安フォーラムでも開催されました。 これは施設の全職員に中医学の考え方や鍼灸について理解をしていただき、こういった中医学の考え方を共有することによって、 ご入居者に対しよりいっそうのサービスとサポート体制を一緒に創出することを目的として開催されました。
連携に向けて非常に手ごたえのある受講者の感想文が寄せられました。施設長の同意のもと、 ここに紹介させていただくことに致します。ご入居者のADLの改善、QOLの向上、誤嚥の予防と改善、転倒予防、 認知機能の維持および改善など、また全スタッフの健康管理、体調管理も含めて、 全スタッフと一丸となり全人的なアプローチでサポートしていきたいと考えております。
中医学研究所所長 兵頭明
大変勉強になりました。富士見で実際に鍼灸治療をされており、入居者の変化(拘縮が改善、排泄のコントロール、徘徊の改善)を見させて頂いておりました。入居者の治療の様子をみて、拘縮していた手が少しずつ開いていき、上がらない足がぐんぐん上がっている様子、浮腫みがみるみる緩和されていく様子を目にした時は、鍼ってすごい!!と思いました。実際に治療を受けている入居者の表情がみるみる明るくなり、あきらめかけていた事が、希望が見えてきたことに感激されておりました。
家族様も鍼治療の日は必ず来所して、お父様の様子を見られております。家族様本人、家族の理解、同意があっての開始になるため、協力体制が必要になります。
先生は治療をしながら、血のめぐり、治療の効果についても説明をしてくださったり、日々のリハビリの大切さ、鍼とリハビリの連携の大切さをいつも話してくださいます。私達ケアも先生の指導の下で、ケアリハビリをもっともっと学びたいと思います。そして新浦安の入居者もぜひ、鍼治療を早く開始していただきたいと思います。
各コンタクトパーソンが、本人、家族、看護師と相談して、治療開始していただけるように、職員に伝えていこうと思います。ツボ押しについては、大変勉強になりました。日々出来るようにご指導をいただきたいと思います。
私は、鍼灸は痛いのでは、熱いのではというイメージから、兵頭先生の鍼を実際に体験して、まったく痛みがないことを実感しました。実際体験したことで、入居者、職員へ鍼についての説明をうまく出来るようになりました。
今回の研修で、初めて鍼灸について学びました。これまでのイメージとしては、痛そうで恐いと思っていましたが、お話を聞いて健康に対してのトータルな考え方や、その効果について大変興味を持ちました。
特に効果については、鍼をする前とした後で大きな変化が見られ、大変驚きました。それと同時に、介護者として気をつけなければならないと思いました。
また健康に対してのトータルな考え方については、精神的にも身体的にも落ちています高齢者の方を支援するにあたって、私たち介護者が利用者様と向き合うための良い材料になるのではないかと思いました。
利用者様が抱えている問題を、いろいろな視点で見つめ考えていく。一つの物事だけを解決していくわけではないというところは、福祉の考えと似ているのではないかと思いました。
この研修では、自分の健康についても考えさせられました。自分も身心ともに健康にし、利用者様の健康を守れるように努力していきたいと思いました。
今回初めて認知症についての研修を受けたが、兵頭先生の研修を終えて認知症の利用者に対する治療の知識を学ぶことができた。認知症には【ケアが大事】というように理解を深めてきたが、新たに鍼灸を行う事で、利用者のADLの向上に繋がることを理解した。
60歳を過ぎてから老化が始まり、そこから回復することはできなくても、速度を遅らせることができるという話では、我々のケアにも共通する点が多いと感じた。また、現在、利用者に実施しているSSPを初めとするリハビリにおいても、更に知識を深めることができ、的確なケアに繋がる理解となった。現在、富士見サンヴァーロでは3名の利用者が兵頭先生の鍼灸治療を受けていると聞いたが、今後も積極的なケアと治療の連携で利用者のADL向上に繋がっていけば良いと思う。
東洋医学における健康とは、気(体力、体温、免疫力、体の機能)と水(うるおい)と血(エネルギー)を体の中で巡り良く、滞りなく流れることであるとの概念を説明していただき、とてもわかりやすく理解することができた。私たちの行っているケアにおいても、認知症高齢者に現れる周辺症状に視点がいきがちだが、高齢者の体内の巡り(食事がきちんととれること、排泄がスムーズにあること、睡眠がしっかりとれていることなど)を滞ることなく流れるようケアしていくことが大切であり、生活リズムを整えていくことがまず重要であるということを改めて感じた。そうすることで、認知症の方の周辺症状が落ち着くことも多くあるとお話があった。
鍼灸は巡りの改善に大きな効果があると先生よりお話があったが、ツボによっては効果が大きすぎてしまう場合があるという。事例として歩行障害の方がリハビリ前に鍼治療を受け、急激に歩行がスムーズに行えるようになるなど、著しい改善が見られるが、それが一過性のものであることを、ご本人とケア側が相互理解していなければ、逆に危険な場合もあることを初めて学んだ。鍼治療とPT・OT・STによるリハビリ支援と、日常生活のケアを行う介護職の連携を密にとり、入居者様の生活をケアしていくことが大切であると思った。今後、鍼灸治療が取り入れられた際は、入居者お一人お一人の治療について学んでいきたいと思う。
私自身は鍼治療をした事がないので、どんな歴史があったり、どのような効果があるものなのか、はじめて聴くお話ばかりで大変興味深かったです。健康についても、とてもわかりやすくお話しして下さり、自身の事に置き換えて聞くことができました。
女性のピークは「28歳」と言われていて、今年〇〇歳、まだ未婚の私ですが、ピークをこえているとショックがらず(実際は聞いたらショックでしたが)、老いを少しでもゆるやかにできるように、日々の健康に気をつけます。
先生に教えていただいた風池や足三里のツボも押して健康アップをはかります。風池のツボは、入居者様と体操時などに押してもらっても良いなと思いました。
今回、兵頭先生の話をきき、一番感動したことは、鍼灸をしたことによって動かなくなった足や手がスムーズに動くようになったという話しを聞き、実際に動画をみたことです。それまでツボなんかは気休めだと思っていましたが、そうではないことに驚きました。
また足三里のツボの話しを聞いて、B様が毎日SSPでやっている場所が足三里のツボであったり、研修で教えてもらったツボばかりをSSPであてていることを知りました。そして私は今まで言われたようにSSPでその場所をやっていましたが、「足三里のツボといってスムーズに歩けるようにするためのツボです」という説明を最初にしてもらっていたら、これまでのSSPに対する考えは変わっていたのかもしれないと思うと、残念です。
今後はSSPをする際は的確にツボに着けるように取り組みたいと思うし、それで足どりが軽くなるなら、もっとがんばりたいと思いました。現在、手にもSSPをしている入居者様がいますが、そこはどのようなツボなのかも知りたくなりました。
そして一時的な効果であって、継続して行わなければいけない事、転倒のリスクが高まるということも頭にいれておかなければいけないと思いました。
西洋医学では患部に絞った治療が行われることに対して、東洋医学では患部を取り巻く身体全体に目を向けた考えの治療であることを改めて理解しました。
西洋医学で行う人間ドックに対して、東洋医学で不足を補うことが理想的であるというお話を聞き、両方の良い部分を取り入れた治療が今後普及されていき、患者さんにとってより良い医療が提供されることを期待します。
ビデオによる治療の様子は観ることができましたが、実際に治療を拝見したかったです。ツボ探しトレーニングも、もう少し実践に時間をかけて、ツボの位置確認をしたり、実際に行うところも拝見できれば良かったです。
資料を頂いて事前に読んでいた時には、難しい言葉なども多々出てきていたので、セミナーも理解できるか少し不安でしたが、兵頭先生のお話はとてもわかりやすく健康についてから高齢者の疾患、そして鍼灸がどうかかわり、役に立つのかということが導入の部分でも学べたので勉強になりました。セミナーの中で、健康に関わる二大重要素が「呼吸・循環」であることを知り、ケアをする上で水分摂取を促すことや身体を動かすにも呼吸をあわせることなどに注意するだけでなく、自分自身の健康への意識も出来ました。
また鍼灸やツボを押すことで一時的に機能改善をするビデオ映像には驚きました。刺激をすることで拘縮した手が開いたり、上がらない足が上がったりと簡単に影響を及ぼすことは、とても魅力でした。自分自身でも出来るツボ押しマッサージなど勉強して活かしたいとも思いました。しかし気をつけなければいけないことで、一時的に機能向上した時に、利用者の人を注意して見てあげて、「出来るようになったから」という意識からの転倒のリスクや、機能がまた低下し戻った時の注意不足な行動に、私たちケアスタッフはサポートをしていかなければならないと思いました。
兵頭先生のような心強い方が舞浜倶楽部に協力して頂いていることはとても素晴らしいので、鍼灸治療と私たちが治療を理解した上でのケアを合わせて、よりよいケアサービスを目指し努力していきたいと思いました。
素晴らしいセミナーをありがとうございました。私は介護未経験で舞浜倶楽部に入社しましたので、東洋医学の話しを聞いてもちんぷんかんぷんになるのではないかと不安だったのですが、とてもわかりやすい内容で、出られてよかったと思っています。
はり・きゅうの歴史や、鍼管が日本独自の発明であることなど、「へぇー」と思うような話しから、鍼灸に対して興味がわきました。今回のセミナーで一番印象に残ったのは、生きものの中には気・水・血が循環しているという点です。皮膚の一定の潤いを持たせる「水」であったり、全身を栄養する「血」というものを滞りなく循環させていくことが長寿の秘訣なんだと再認識いたしました。
ただ私は、本日のセミナーでおっしゃった「パワー」や「陰と陽」など、目に見えない力に対しては、神秘的なものを感じてしまい、どうしても非科学的なイメージを持っています。今回のセミナーでも、前日に配られた資料「認知症 鍼灸による予防と治療」を読んでも、まだそのイメージは拭えません。しかし東洋医学、特に鍼治療で高齢者のQOLが向上している点は凄いと思いました。これが中国4000年の歴史なのかと思いました。資料のほうでも、ふらふらと立ち歩いた入居者の方が、鍼治療を終えると、ふらふらしなくなったケース等、鍼という存在が将来の介護の「光」となる気がしました。
他にも、セミナーを聞いて印象に残った点はいくつかあります。まずは、ツボについてです。テレビの生活番組等でいくつかのツボについては知っていたのですが、嚥下反射を改善できるツボ等、「そのようなツボがあったのか」と驚きました。セミナー中に先生にツボの位置を教えてもらいましたので、ぜひ明日から家でマッサージしようと思ったのですが、少しでもツボの位置がずれてしまったりすると大変になるかもしれないので、もう一度兵頭先生に習うか、ツボ師に教わって、その身体の部分に黒マジックで印をする等、忘れないようにしたいと思っています。しかしまだもう一つ悩みがあります。それは自分で自分のツボを押さえることが果たして効果があるのかという点です。なぜなら「ツボを押しなさい」と指令する脳は、ツボを持つ人間と同じ人間なので、無意識に力が入らなかったり、本当はツボを押せば痛みが出るはずなのに、痛みが現れてこないといった不都合があるのではと思ったからです。この点については、自分以外の人間にツボを押してもらうことで解決はできるのかなと思います。
続いて印象に残った点は、最後の齋藤さんの挨拶で、「入居者そしてスタッフの皆さんのケアが出来ればと思っています」とあったことです。入居者の方はわかるのですが、スタッフの方にもケアをしてくださるなら迷わず通いに行くと思います。やっぱりこの業界は人と人のコミュニケーションが大事だと思っているので、それに伴って発生するストレス等が緩和されれば舞浜倶楽部は更に良くなると思います。齋藤さんの挨拶がとても心強く聞こえ、仕事にますます身が入る思いになりました。
また今回のプレゼンテーションを作成したのも齋藤さんということで、とても分かりやすく、可愛いイラスト等も入っていて、医学の知識があまりない私も、理解することができました。少女の絵や子猫の画像は、会場を落ち着かせるための心理的効果を考えてのことなのかなと勝手ながら思いました。
次に印象に残った点は、セミナーの時系列順ではなく申し訳ないですが、今の医療制度について兵頭先生が批判されていたことです。専門医も大事だと思いますが、総合医の必要性を私も強く思いました。セミナーの中では「高齢者の方が、あっちの科へ受診されて、こっちの科へ受診されて……となったら、移動するだけで疲れてしまう」とおっしゃっていました。まさにその通りだと思います。実は私は大学病院でA科、B科、C科、D科へとあっちこっち移動しながらの受診が昔あったので、気持ちが分かる気がするんです。
また悩みの根本を捉えようとしなかったり、痛みの根本を捉えず、ただ処置するための薬を渡すだけの医者も、よろしくないと私も思います。なぜこのような病気にかかったのかという、病の根っことなる原因をつきとめなければ、再発する可能性も考えられます。このような点でも総合医が必要ではないかと思います。しかし考えると、簡単に総合医を育成することは難しいのではないかとも思います。時間や労力、そして費用もかかる問題である気がするので、しっかりと整備されるには時間がかかると思います。それでも私が老後を迎える頃には、整備されてほしいものです。
次に印象に残った点は、黄帝内経による生命力の変化の話しで、男性の全盛期が32歳頃ということです。先ほど、私は東洋医学は神秘的で非科学的イメージしかないと書きましたが、この32歳の話しは納得した気がしました。というのも、私は男性の全盛期は18~20歳ぐらいだと思っていたからです。昔、何かの本で、20歳を過ぎると脳細胞が衰えていくといった類の話しを読んだことがあります。しかし黄帝内経によれば32歳頃がピークということなので、とってもラッキーなように思えました。今の自分は、あと8年頑張れる気がしてきました。(もちろん32歳を過ぎても頑張りますが)。それから全盛期を過ぎてからの下降曲線の傾きについての話ですが、とても興味深かったです。この曲線を決定しているのは、「食べること」とお話しではありましたが、資料の中では、「かえって病弱だった子は、小さい頃から体に留意しますから、生まれたときは先天の力が弱くて小児喘息など患っていたという方でも、無理をしないという養生を知っていますと長生きします」ともありました。結局は、人間が生きていく上で必要最低限のことをしていれば長生きにつながるのかなと思いました。小学生のときに「8020運動」という歯の運動があることを知りましたが、今になってこの運動の意義が理解できた気がします。
私は、事前に渡された資料を読んで、正直なところ専門用語も多く、内容もあまり理解できない点が多く感じました。しかしセミナーを受けた後にもう一度この資料を読むと簡単に頭に入ってくるので、いかに今日のスピーチが素晴らしかったか物語っている気がします。本当にありがとうございました。
今まで、鍼灸について勉強をしたことがなかったので、初めて知ったことがたくさんありました。一番驚いたのは、鍼治療で身体機能が向上する動画を見たことです。自分が想像していた以上に効果があったので自分も鍼をやってみたいと思いました。
ストレスチェックのツボを押したとき、けっこう痛くてストレスがたまっていることを実感したので、ツボを刺激して、できるだけストレスを無くすようにしたいです。
鍼灸のイメージが変わりました。高齢者の方の嚥下の治療などに効果がある事を知りました。またVTRを見て成果に驚きました。
私が思っていたはり・きゅうのイメージと全然違うものでした。中国から伝来した事や、今では一般的な鍼管が日本独自の発明だとはまったく知りませんでした。
一度も受けたことが無いので、どんな物か想像がまったくつかないですが、体全部のツボを知り尽くしていないと大変危険なものだということも分かりました。また、人間が病気にかかる原因として最も大きな理由は、「ストレス」だということも分かりました。そして生命を維持する力にはたくさんあり、その中でも「気」「血」「津液」のバランスが大きく関わっているということも知りました。このバランスが上手くいっていないと、生活習慣病や寝たきり生活になってしまう事も分かったので、たくさん水分をとり、適度な運動もして、美味しい食事も心がけようと思いました。
ストレスを溜め込まないで、きちんと発散して、少しでも健康長寿を目指して、日ごろの生活を改めようと考えました。
はり・きゅうから健康の話しにつながると思わなかったですが、この話しを聞いて、自分の生活リズムを見直すことができたので、とても勉強になりました。すごく興味深くて、面白い講演をどうもありがとうございました。足や頭のツボを、自分で刺激して気血津液精のバランスをよくします。
今回のセミナーで体の病気について、薬の治療の有効性と、体の内面、病気の根本からの治療についての有効性を知り、内面的、五臓との関係を日ごろから気をつける必要があると思いました。また、高齢者の方に、嚥下の治療にも効果があることに驚きました。
今回の説明会で鍼灸により体内の循環をよくし、健康になる流れがよくわかりました。私は腰を痛めているのですが、ヘルニアにも鍼灸が有効なのか知りたく、有効ならば受診させていただきたいと思いました。
今回のセミナーを受けて、はり・きゅうに対する見方が変わりました。ただ疲れをとったり、痛みをやわらげるだけだと思っていましたが、講義を聞いて、嚥下障害のある方や、脳血管障害の後遺症の方の治療にも効果があることを知りました。
また治療をして、その時はよくなっても、その後のケアの重要性、すべてが一緒になって治療をしていこう、そして高齢者の方のQOLを上げていくことが私たちの仕事なのだと思いました。
今回、鍼灸の事についてとても深く知ることのできる良い機会になりました。鍼灸で、どのように人間が変わっていくのか。どこまでの変化、期待ができるものなのかを分かりやすく教えていただけました。
その中でもストレスについての所が一番興味がありました。ストレスチェックを行ったり、「社内うつの進行プロセス」が5段階あることなど、とても真剣に聞きました。自分の今の状態をあてはめて、どの段階なのかも分かりました。
また「老年医学と鍼灸」についても、鍼灸をやること事により高齢者のQOLの向上ができる可能性があったり、嚥下反射を改善できたり、とても幅広くできる治療だという事も知ることができました。
研修中に見た鍼治療によって動かなかった「手」や「足」が「物を持って動かせる」ようになったり、「足上げ」が出来るようになるなど、目で分かる治療の凄さに驚きと未来性を感じる事ができとても良かったです。次回、またこのような研修を受けた時に、少しでも多くの情報を得て、自分を成長させていけたら良いと思いました。
この鍼灸セミナーを通して今まで未知だった治療方法を学びとても勉強になりました。1人でも多くの高齢者の方々にやっていただいて、QOLの向上をしていけたらいいなと思いました。
元々、ツボなどに興味を持っていた為、とても興味深く聞かせて頂きました。西洋医学が中心となっている現代の世の中では、どうしても対症療法が多く、根本治療ができていない気がしていたので、今日の講義を聞いて、すぐにでも鍼治療を体験してみたいと感じました。
また講義の中で実際に太衝や風池を押さえることで、頭がスッキリして疲れが取れたように感じ、その後の講義も良く聞くことができました。
これからはご利用者様の健康な生活を支えるべく、鍼の知識をもっと勉強して、職員も一緒に健やかな気持ちでケアが行えるよう努力したいと思います。
ちなみに、さっそく先生の本、「東洋医学のしくみ」を購入すべく予約をしてみました。すばらしい講義を聞くことができ大変よかったです。
鍼灸について個人的に「痛い」とか「本当に効果があるものなのか?」と半信半疑のところがあったけれど、鍼灸のしくみについて、わかりやすい説明だった。
効果があるものとわかったけれど、最後の話にあったように鍼だけでは治らなく、その後のリハビリやケアとの協力が一番重要なのがよくわかった。チームとして連携して身近な利用者様の鍼の効果を実感できる日が、とても楽しみです。
東洋医学、鍼灸について、初めて学びました。そして、その効果に驚きました。なぜ、日本でこんなにも東洋医学が知られていない、浸透していないのか疑問です。
認知症の緩和や、嚥下反射の改善、心身機能の向上等、実際に富士見サンヴァーロで先生が行ってきた効果や、研究データから、鍼灸+普段のリハビリテーションによって、高齢者のQOLの可能性や本人の希望や、やる気までもふくらませてくれる、素晴らしい効果が得られるものと知った。
私個人では、中医学の健康観、健美、インナービューティー、「綺麗は内面から」が一番印象的でした。働く上で自分の健康も内面から意識していくよう心がけようと決意しました!
1500年以上の歴史があり、昔から鍼灸が痛みや疲れの治療に用いられ、現在まで効果をあげていたことに感動した。
生命の維持の為、気水血が巡っており、免疫力や自然の治癒力が備わっている。その為、それぞれツボがあり、それを鍼灸により刺激することで、血液や水の循環を促し、体内のバランスを整え、また精神面までも効果があることが解った。
とても解りやすく興味深い研修だったと思う。ご利用者様の健康管理に役立てて行きたいと思った。私自身でも鍼灸治療を受けてみたいと思う。
自分も鍼治療の経験があり、本日の講義を受け、歴史について触れることができ、ただ治療のためではなく、メンタル面についても効果のあることが、分かりやすく説明されて良かったと思います。
鍼灸については、日本独自の発明「鍼管」により、ツボに正確に無痛で施行することが可能となり、「鍼灸」をすることにより意欲が出る、脳に作用し、気持ちが和らぐ、QOLの改善、ADLの向上に効果、影響をもたらし、灸=熱いという古い考えは違うということが分かりました。
健康というのも大体、体に良いこと、という浅はかな考え方だったのですが、気、水、血の特に水(うるおい、冷やす)の重要性は、今の利用者様の水分補給についても言えることで、改めて再認識することができました。
中国伝統医学から見ると、様々な考え方が根本的なベースに写しあわせると、違った見え方を見せるものなんだなと思いました。ツボ探しトレーニングは実践できたりするのが、とても良かったと思いました。
実際にツボを探して、その効果を実感することができた。紹介していただいたもので簡単にできそうなものは、積極的に日々の業務に取り入れていきたいと思った。病気の原因は様々なことが多いと改めて思いました。気候や精神疲労、不眠など様々なので、ケアで軽減できる部分は補って行けたら良いと思いました。
鍼灸のことだけではなく健康についてなど日常生活に役立ちそうなお話しをしてくださってとても興味深かったです。
実際に富士見で行われていて、治療の効果が出ていることを聞いてすごいなと思いました。鍼灸は私はやったことがないので、痛いのかなというイメージがありましたが、ツボを刺激するだけで動けなかった足や手が動くなど、治療をずっと続けていけばもっと効果が出ると思うので、楽しみだなと思います。
1、 ADLの改善
2、 転倒の予防(関節のこわばり、しびれ、マヒ)
3、 食欲(嚥下、消化)
4、 便秘、尿量減少、失禁
5、 睡眠(不眠症の改善)
6、 気分、リラックス
7、 物忘れ
があると聞いて驚きました。新浦安でも早く取り入れて、認知症の予防と治療につながることに期待し、一職員として勉強していきたいと思います。ご利用者さまの未来につなげられるよう知識も身につけていきたいです。
鍼灸は中国より仏教と一緒に来たもので、ほうろく灸は頭痛封じ、無病息災を願って行っていたようだ。杉山和一が日本の鍼管を発明し、世界でも使われている。松尾芭蕉も足三里に灸をして旅をしていた(健脚であった)。灸による健康の維持力は気血津液の流れ、巡りを作り、体の免疫力、パワー、エネルギーとなり、人間は健康となる。
気血津液の流れが滞ると、体内でドロドロになり生物に適さなくなる。五臓との関係では、これが巡って健康の秘訣になる。頭痛は痛み止めを医者が飲ませるが、原因は何か、体内を改善してアプローチしないと本当によくならない。
病気の原因はストレス、不眠、老化、偏食、無理なダイエットによる骨密度の低下、精の生成不足により、精も魂も使い果たしてしまうのはだめである。健康の秘訣は呼吸と笑いである。ストレスと肝は非常につながっている。肝にトラブルが発生すると目がドライアイになったり、筋がつれたり、感情不安定になる。鍼、東洋医学を総合医療経営者は考えるべきで統合医療をして医学を作る。生活習慣病は気血津液の流れが悪くなると起こる。大変勉強になりました。
このセミナーを受けるまでは、鍼灸についてあまり考えたり触れる機会もなく、「本当に効果があるものなのか?」「効くような気がするだけなのでは?」というようなイメージでした。世界的に統合医療ということで先進医療を補完するような位置づけで東洋医学の研究が行われているという話しを伺い、おどろきました。
あまり薬に頼ったりせず、人がすでに持っている力を信用して治療するという考えは、これからどんどん目を向けられていくと思った。入居者さんにとっても、鍼灸の施術が受けられることは、とてもメリットが大きいと思う。
本当に効果を得るためには、施術する鍼灸師さんだけでなく、全職員のフォローが必要ということだったので、鍼灸師さんと協力して入居者の健康のために働いていけたらと思った。職員のメンタル的健康のためにも鍼灸を取り入れるということは、舞浜倶楽部の特色ある福利厚生の一つとしてみんなに喜ばれると思うし、そのことが良い人材の確保、良いケアの質の確保ということにもつながっていくと思う。
一番印象に残っているのは、東洋医学は全人的にひとりひとりを見ていく「オーダーメイド」という言葉で、舞浜倶楽部の「個別ケア」に通じるものだと思う。「病は気から」と言うが、気持ちと共に「気の巡り」でもあるのだと感じる。私は今まで大きな病気もなく病院へ行くことも、家で薬を飲む機会も少ないが、小学生の頃の記憶で、頭痛を訴えた私に対して母が「まわりの人に対して感謝の気持ちが足りないから、もっと頭を低くしなさいと神様が頭をおさえて教えてくれているのだ」と言ったことを今も覚えている。不思議なことに、気持ちを落ち着かせて素直にその言葉を受け入れると、頭痛がおさまった記憶もあり、子供の頃から自然に「病気は心とつながっている」「薬を飲むだけでは治らないこともある」と思って育ったような気がする。
兵頭先生のお話を伺い、職員としてご利用者の内面の健康状態にも気を配ることを再認識すると共に、自分自身の健康について振り返る機会となり、「巡」という言葉が印象づけられた研修だった。東洋医学が身近に感じられ、今後、舞浜倶楽部において鍼灸治療が行われ、ご利用者の明るい声を聞くのが楽しみだ。
今回のセミナーを受け、以前よりも鍼灸に対して興味を持った。今までは表面的に痛みがとれたり、可動範囲が広がったりとしか考えていなかったが、内面の状態に切り込んで研究をされている事を知りました。
高齢者に対する治療法を聞いて、個別ケアにつながり、舞浜倶楽部でも今後、鍼灸ケアが今より多くの利用者の方々に取り入れられれば良いと感じました。
東洋医学である鍼灸のお話しを聞かせていただいて大変興味深く、またもっと鍼灸について知りたいと思いました。 自分の中にある力を引き出して、健康に近づいていったり、健康を維持していくのは素晴らしいと思います。それぞれの身体の痛みの表面だけ治すのではなく、身体の中から治していくのもすごいです。
入居者様のQOLの向上だけでなく、職員の健康状態やストレスなどにも活かせるということなので実践してみようと思いました。 また鍼は痛そうなイメージがありましたが、今度、鍼をうけてみたいと思いました。
以前よりSSPを担当するにあたり、鍼灸の学習には興味があったものの、まとまった知識ではなかった。今回兵頭先生より基礎から教えていただくことができ、とても勉強になった。ナースとして入居者様のQOLの向上を願っているため、ぜひ鍼灸を取り入れサポートしていきたい。次回6月19日の入居者向けの説明会には、多くの方が参加して理解を深めて欲しいと思う。今後の舞浜倶楽部がますます楽しみだ。
<鍼灸による高齢者のQOLの可能性>
1、 ADLの改善
2、 転倒の予防
3、 食欲
4、 便通
5、 睡眠
6、 気分、リラックス
7、 物忘れ
東洋医学的観点から「健康」、年をとるということ(先天の精と後天の精)という考え方は、とても興味深く、ウェルエージング、ビューティーエージングという考え方は、ぜひ自分のこれからの生き方に取り入れていきたいと思います。
「ツボ」は例えば、介護を行う上で、入浴介助中の洗髪時に、ツボを刺激しながら洗髪するなど、適時適切に取り入れていきたいです。
仕事後の研究ということもあり、疲れがたまっていたので、つぼ探しはとても役立ちました。風池をおすことで、目の前がスッキリし、太衝をおすことでストレスを感じていることもわかりました。
現在、私の働いている介護現場では、よく見かける光景として、気力のあふれている方は、元気に前向きにより良い生活をおくろうとされています。反対に、気力のない方は、ますます精気がなくなり、ネガティブな発言ばかりされています。まさに気、水、血が滞った状態といえるのでした。
老化に伴い、いろいろなところが若い頃とは変化してきている為、しかたのない事とはいえ、老いてますますお元気な方も見受けられます。そんな生命力を維持するためにも、きちんとした食事、運動などバランスのとれた生活を送る必要があるのだと思いました。
東洋医学について初めて講習を受けたが、人間本来持っている力を引き出し改善していくという方法に感激した。西洋医療が症状に対して対症療法的なのに対して、東洋医療は心、身体、脳など全人的にとらえ、根本的に身体の改善をしていくという点は、本当の意味で健康になることだと思い、すばらしいと感じた。
また西洋医療が複数の科を受診しなければならないのに対して、東洋医療は1つの診療でよいので、医療費負担が減るといった点も有効であると思われる。
また高齢者医療の面からも鍼灸によるQOLの向上、誤嚥防止、歩行障害など改善が望まれる点にも成果が出ているとのことで、今後さらに研究が進み、より多くの高齢者に浸透していくとよいと思った。
1つ気がかりな点は、鍼や灸での治療は直接、身体に刺激があるという点で、体力的に弱っている高齢者にとって負担が大きくないかという点である。今後、そういった事例や、もう少し東洋医学全般についても勉強してみたいと思った。
健康管理を行っていくことが大切だと思う。身体の中の巡りを良くする為に、身体に負担をかけないように生活習慣を見直していこうと思う。自分でストレスを感じてしまう事も多いので、少しずつその様な事がないように気を付けていこうと思う。
はりの治療で、拘縮や麻痺のある利用者が、手の震戦が治まったり、足があがるようになったりし、すばらしいと思う。内服薬では、副作用があったりするので、薬を服用したり、オペをしたりするよりも、はり治療やリハビリ等で改善できるようにしたい。
鍼や「気」「肝」等の言葉については耳にしたことがあるが、実際に行ったこともなく、詳しく知らなかったので、今回は新たな発見が非常に多い研修だった。特に、先天の精と後天の精のついてのお話が印象的で、後天の精のあり方で生命曲線もかわっていくし、精の状態が老化現象を決定づけるということで、今の自分の生活の有り方も考えさせられた。
鍼灸での、運動機能の改善の動画も感動的で、他にも嚥下機能や認知機能の改善への可能性のお話しも、今後の高齢者ケアに新たな道を見出したという気持ちで、どんどん症例や効果を見たくなった。ツボについても興味深く、以前より中医学や鍼灸について身近に感じることができた研修だった。とても分かりやすく、興味深く聴かせて頂きました。ありがとうございました。
昔は鍼灸というと子供の頃、祖父が膝にお灸をしていたので、昔の人のおまじない的なイメージしかなく、治療に結びつくことはありませんでした。
しかし数年前に出会った方が、自宅で鍼灸院をされていて、ぎっくり腰をして歩けなくなった事もあり、話の中で鍼灸の話しが出てきた時がありました。その時、彼女が「鍼灸は1回やって、すぐ良くなるとか治るとかそういうものではなく、自分の中の免疫力を上げて最終的に体質改善をしていくんだよ」と言っていました。
今回の研修を受けてあらためて彼女の言葉を思い出しました。これからの医療(認知症を含め)には、絶対的に必要だと強く感じました。
はり、きゅうと聞くと、何となく思い出すのが、「宮廷女官チャングムの誓い」で、チャングム(主人公)が鍼の修行をするのですがとても印象的で奥深いものだなあと感じたのを覚えています。
今回、先生のお話を聞いてみて思ったことは、現代医学との違い……ということなんだと思いました。最初の考え方というか、お医者様に(専門医)かかって病気を治すのではなく、根本的な視点で鍼や灸を使って病気を治すということころが、私が今まで勉強したことがないことなので非常に興味深かったです。
東洋医学というと、身近で、漢方だとか、そういうものがお薬として現在使われていることが多いですが、積極的に鍼や灸を使っていくということはあまり聞かなかったので、これから舞浜倶楽部でもっともっと試していただいて効果を期待したいです。
ツボのお話しも、聞いてから時々試しているのですが、何となく首や頭がスッキリした感じになる気がします。もっと色々なツボのお話も聞いてみたかったです。
西洋医学の局所に対する治療とは違い、健康を血の巡りなど、身体全体としてとらえていくところに大変興味が持てた。
ツボについてもストレスが足や頭で感じられるのが面白かった。本日のセミナーを今後のケアに活かしていきたいと思います。
古典文学にも鍼灸が載っていることにびっくりしました。子供の頃、おばあちゃんが肩、足に鍼をしていた姿が思い出されました。当時はお灸のあとが残っていましたが、現在は昔とちがい灸頭鍼で温熱効果なんですね。
先生のお話で、インナービューティー(トータルビューティー)体内に流れる気、津液、血が循環しなければいけないのですね。頭痛の時、痛み止めでとめるのは医者である。しかしどうして痛いのか、どこの経路からきているのかをアプローチしていかないと、根本的な解決にはならない、という言葉が印象的でした。介護でも通じるところがあり、ただケアして終わりではなく、なぜそのような言動があるかをアプローチしなければいけないと思いました。
高齢者はしっかり食べることが大事、それはまず食べて後天の精をつける。帰ってからすぐに、高齢者の両親に話しました。
西洋医学と東洋医学がうまくつながり、新しい医療が早く実現できるといいと思いました。新浦安にも嚥下状態の悪い人、認知症の方が多くいらっしゃいます。先生にぜひお願いしたいと思います。特に嚥下の悪い方は、お願いしたいです。食べられない→認知症が進むという状況です。ツボは、もっと教えていただきたかったです。またお話しを聞かせてください。
歴史は古く古典文学にも出てくるくらい古いものだと知りました。はりのほかにもお灸があり、お灸の中でもやり方が違うものが数種類もあるのは知らず、熱いというイメージしか持っていませんでした。
生きている中で、体の中に気、水、血が巡って健康の現われになっている。病気になる原因にストレスもあったので、仕事でも他でも気分転換をしていきたいです。
ツボ探しは、面白かったので、家でもためしてみて、自分の体の事を知っていきたいです。ツボに刺激をしたあとの嚥下力、歩行、身体面の違いがあきらかに違ったのでビックリしました。施設内でも取り入れ、STさんもいるので、入居者様においしい食事を食べてもらいたいと思いました。