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日本語版『中国衛生部 新型インフルエンザH1N1診療ガイドライン』
(中医弁証部分抜粋 訳:兵頭明)
(2009年試行版第一版)


四、中医弁証治療

1,毒襲肺衛(どくしゅうはいえ)
【症状】:発熱、悪寒、咽頭痛、頭痛、肌肉酸痛(体のだるさ・痛み)、咳嗽
【治法】:清熱解毒、宣肺透邪
【参考方薬】:炙麻黄、杏仁、生石膏、柴胡、黄芩、牛蒡子、羌活、生甘草
【常用中成薬】:蓮花清瘟カプセル、銀黄類製剤、双黄連口服製剤

2,毒犯肺胃(どくはんはいい)
【症状】:発熱、あるいは悪寒を伴う、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、頭痛、肌肉酸痛(体のだるさ・痛み)
【治法】:清熱解毒、化湿和中
【参考方薬】:葛根、黄芩、黄連、蒼朮、藿香、姜半夏、蘇葉、厚朴
【常用中成薬】:葛根芩連微丸、藿香正気製剤など

3,毒壅気営(どくようきえい)
【症状】:高熱、咳嗽、胸悶、息苦しい、喘息、息切れ、煩躁不安、ひどい場合は意識障害、譫語
【治法】:清気涼営
【参考方薬】:炙麻黄、杏仁、瓜樓、生大黄、生石膏、赤芍、水牛角
【常用中成薬】:必要時には安宮牛黄丸。痰熱清、血必浄、清開霊、醒脳静注射液等を用いる。

原文: 『甲型H1N1流感診療方案(2009年試行版第一版)』


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