自治医科大学中医学セミナー開催にあたって

【セミナーのねらい】


中医学
の診断システム(証決定の仕方)と治療システムは、一体化したものです。
本セミナーでは本来の一体型スタイルで中医学を実践的かつ系統的に紹介します。
つまり学んだものを、直ちにどのように臨床応用するかというところに。セミナーのポイントを置いています。
診断システム、治療システムにおける法則性を把握すると、臨床の幅が一気に広がります。本セミナーは独学ではなかなか見えないこういった法則性を提示しながら、より効果的に学習が進むようにプログラムを組んでみました。
病名からのアプローチだけでなく、患者様一人一人の「」からのアプローチという違った切り口を加えることにより、
臨床の幅を広げ、治療効果のアップを図ることが可能となります。

また証決定までのプロセスは、湯液治療も鍼灸治療も共通しているので、本セミナーでトレーニングした後、中薬と方剤を学習すれば、湯液治療にも応用することができます。
本セミナーの内容を自治医科大学の各種医療スタッフが共有することにより、新たなるチーム医療の道が拓かれることを期待しています。

(東京衛生学園専門学校 中医学研究部部長 兵頭明)



第一回目の講義内容スライド
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