沢田健について
明治10年6月12日生まれる。
幼少より武術を好み、青年時代には京都武徳殿に於て柔術を修業。
その後、活殺自在の法及び接骨術を学び、朝鮮に渡り開業。
十四経絡の秘義について20年余り研究を重ね、鍼灸治療所を開設。
大正11年日本に帰還し、東京に於て開業。五臓六腑を本とする太極療法を創始。
昭和13年4月26日死去。享年62才。
「太極療法」と聞いたら沢田流の治療のことですが、最近はこの件に関しての
問い合わせが少なくなったように思います。
沢田先生の治療は、五臓六腑の中枢を調えることにより末梢の病気をも治すもので
対局所的な治療ではなく、根本治療をするということです。
沢田先生が残された著作がほとんどない為、著者名からはなかなか探しだすことは
難しいです。生前、先生は常に「知る者は言わず、言う者は知らず」とおっしゃて
いたそうで、自著は「三焦概論」のみとのことです。
お弟子さんである代田文誌や山田国弼が沢田先生の意志を継ぎいくつかの著作を
残しています。
-参考文献及び引用文献「鍼灸真髄」医道の日本社-
下記の書籍は当図書室で所蔵しています。
沢田先生自著のものはありませんが、沢田先生の意志を継ぐお弟子さんの書いた
著作物を御紹介いたします。
書名 著者 発行年 出版社
・「鍼灸真髄」 代田文誌著 1976年 医道の日本社
当校にあるこの書籍は改訂されて昭和51年の発行のものですが、第1版は昭和
16年に発行されています。
この著作は鍼灸界では有名な著作のひとつだと思います。
沢田流に興味を持ったらまずこの著作を読んでみて下さい。
・「鍼灸治療基礎学」 代田文誌著 1972年 医道の日本社
この著作も初版は昭和15年ですが、今だに読み続けられている著作です。
もちろん上記の本同様に、今でも購入可能な本です。
・「鍼灸沢田流」 山田国弼著 1980年 鍼灸沢田流継承会
この著作は鍼灸古道の基礎概念を記述、古医学臨床像の現実面をまとめたもの。
この本は残念ながら今は発行されていないようです。
・「鍼灸ノートブック」 山田国弼著 1972年 集団・形星
この本も残念ながら絶版になっています。
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