
副題は「初心者のための取穴法解説」だが、初心者向きというよりも
学校での勉強を終え、現在、臨床の場で仕事をしている方向きの一冊である。
本書は、著者が中国で発行している種々の教科書を比較し、著者の経験を噛みくだいて
執筆されたもので、代表的な病態に幅広く対応している。
序論に中国式の考え方がまとめられているが、著者はこの部分が一番大切なところと
述べ、処方例ばかりを暗記せず、総論の部分をよく読んでいただきたいと語っている。
前半は「針灸の臨床法則」「針灸の配穴方法」「常用取穴法」「鎮静療法としての針灸」、
後半は「疾患別重要穴」「病名別処方」がまとめられている。
持ち歩きにちょうど良いコンパクトサイズであるが、本当に内容の濃い一冊になっている。
(2006/12/01)