「中国医学の歴史」

傅維康 主編 呉鴻洲 副主編 川井正久 編訳 東洋学術出版 1997年

 

本書は、中国医薬学の起源とその発展過程を、考古学上の発掘や、人類学上の研究成果を取り入れ、

原始社会から清代までを系統的にまとめたものです。

巻末には中国医薬学史年表もあり便利です。

古典書の内容紹介だけでなく、その歴史的背景なども解説されているので、

興味深く読めるのではないかと思います。

(本の外観とタイトルから読みにくそうと思われがちですが…)

例えば、「内経」ですが、内容についてのわかりやすい解説に加え、その書名の沿革や、

「内経」の基本的な観点なども解説されています。

戦国・後漢時代からはその時代ごとに著名な医家の紹介、隋・唐時代からは医学制度や、

臨床各科の専門書を紹介するページなども加わり、事典のような一冊になっています。

(2004/12/02)

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