
本書は昭和初期の鍼灸界で活躍された先生方の話です。鍼灸界大物達の青春物ともいえると思います。ここに登場されている先生方のほとんどはもう亡くなられていますが、鍼灸業界に関連する方々にとっては、お馴染の先生ばかりだと思います。
「柳谷素霊」「竹山晋一郎」「沢田健」「代田文誌」「岡部素道」「駒井一雄」「福島弘道」など豪華メンバーがたくさん登場しています。中でも柳谷素霊と竹山晋一郎の話が熱い青春を感じます。ここまで先生の名前を挙げれば「経絡治療」という言葉も浮かんでこられるかと思いますが、本書の副題は「経絡治療への道」です。
私事ですが、当校に勤め始めた頃に読んだのがこの1冊でした。当時は鍼灸界のことなど全くわからず、東洋医学の分類をどうしたらいいのかと悩んでいました。読んでいてわからないことだらけでしたが、頭の中に人の名前と言葉はひっかかるようになりました。その後すぐにいろいろと理解できたわけではありませんが、私にとっては鍼灸と関わるきっかけとなった1冊です。
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